安倍晋三首相は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、過去最大規模の緊急経済対策を策定するよう指示した。
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感染者・損失企業 納税を1年猶予 国税庁が通達
国税庁は新型コロナウイルスの影響を受ける納税者の負担を軽くする。大きな損失が生じた企業や感染者らの税金の支払いは原則1年猶予する。納税の猶予は申請があれば柔軟に応じるよう各国税局に通達を出した。
企業・個人へ支援厚く 中小に無利子融資/親休業に助成金
政府は10日の新型コロナウイルス感染症対策本部で、第2弾の緊急対応策を決めた。4300憶円超を支出し、中小企業の資金繰り支援などのために1.6兆円の金融支援をする。小中学校と高校の臨時休校で保護者が仕事を休業した際の費用を補填する助成金をつくる。
企業保険料4月大幅上げ 年1万円超の負担増 大企業続出
主に大企業で働く会社員の介護保険料が4月から大幅に上がる。年収が高い人に多く払ってもらう仕組みが全面施行され、年1万円を超える負担増になる人が続出する。
公的年金制度の改正案
公的年金制度の改正案が1月から始まる予定の通常国会に提出され、成立に向けて動き出します。以下は、その概要となります。
1.厚生年金の適用範囲の拡大
| 現行 2016年10月から | 改正案 | ||
| 2022年10月から | 2024年10月から | ||
| 従業員数 | 501人以上 | 101人以上 | 51人以上 |
| 勤務期間 | 1年以上 | 2ヵ月超 | 同左 |
| 週所定労働時間 | 20時間以上 | 同左 | 同左 |
| 月額賃金 | 8.8万円以上 | 同左 | 同左 |
2.受給開始時期の選択肢の拡大
| 繰上げ | 原則 | 繰下げ | ||
|---|---|---|---|---|
| 現行 | 受給開始 | 60歳 | 65歳 | 70歳 |
年金額 | 30%減 (1ヵ月当たり0.5%減) | 42%増 (1ヵ月当たり0.7%増) |
||
| 改正案 | 受給開始 | 60歳 | 65歳 | 75歳 |
| 年金額 | 24%減 (1ヵ月当たり0.4%減) | 84%増 (1ヵ月当たり0.7%増) |
3.在職老齢年金制度の減額基準の一部変更
| 基準額(月額給与・賞与収入+月額年金収入) | ||
| 現行 | 改正案 | |
| 65歳未満 | 28万円 | 47万円 |
| 65歳以上 | 47万円 | 同左 |
月額給与・賞与収入は、標準月額報酬額と直近1年間の賞与額の1/12の合計額であり、月額年金収入は報酬比例部分をいいます。
税制改正大綱 新産業育成へ投資減税
自民、公明両党は12日、2020年度税制改正大綱を決めた。当該大綱のポイントは以下の通り。
| 資産作り | 確定拠出年金で企業型は70歳、個人型は65歳まで掛金の拠出可能へ |
| NISAを2024年に2階建ての新制度へ。 積立NISAは期間延長 |
|
| ネットで少額出資しやすく、エンジェル税制を拡充 | |
| 未婚のひとり親 | 年収678万円以下を対象に35万円を所得控除 |
| 富裕層 | 5千万円超の海外資産を持つ富裕層の資産把握を厳しく |
| 新興企業 | 大企業からスタートアップへの1憶円以上の出資に税優遇 |
| 連結納税 | グループ各社が別々に申告・納税する仕組みに。研究開発費の優遇枠はグループ間で共有 |
| 大企業 | 資本金100憶円超の大企業は飲食費の損金算入ができなくなる |
| 資本取引を通じて意図的に赤字を出す節税策に対策 | |
| 5G網の整備を支援。投資額の15%を税額控除。2020年度から2年間の時限措置 |
年金改革 支え手拡大重点
政府が検討を進めてきた公的年金制度の改革案が5日、固まった。中小企業で働くパート労働者も厚生年金への加入を義務付けるほか、75歳から受け取り始めると月あたりの年金額を最大84%増やせる仕組みに変える。
1.厚生年金のパート適用拡大
厚生年金の対象となる企業規模の要件を、従業員501人以上から51人に引き下げる。
①2022年10月に従業員501人以上から101人以上の企業に対象を拡大
②2024年10月には51人以上に対象を拡大
2.厚生年金の受給開始年齢の拡大
今は原則65歳が受給開始年齢で、60歳~70歳の間で選べる年金の受給開始年齢を60歳~75歳まで延ばす。
3.在職老齢年金の見直し
働く高齢者の厚生年金を減らす「在職老齢年金」を見直し、働く60歳~64歳の厚生年金の一部を停止(減額)する基準額を厚生年金と賃金の合計が月28万円から47万円に引き上げる。
働く高齢者 年金減額基準 65歳以上据え置き 月収47万円超
政府・与党は25日、働いて一定の収入がある高齢者の年金を減らす「在職老齢年金制度」について、65歳以上の人が対象となる場合の月収の基準を「47万円超」に据え置く方針を固めた。60~64歳は現行の28万円超から47万円超に引上げる。
土地の相続登記、義務化 所有者不明で対策 法制審原案
法務省の法制審議会が年内にまとめる所有者不明土地対策の原案が分かった。不動産を相続する人が誰なのかはっきりさせるため、被相続人が亡くなった際に相続登記の申請を義務付ける。手続きを簡素化する代わりに、一定期間のうちに登記しなければ罰則を設けることを検討する。
(1)相続登記の義務化
一定期間内に登記しなければ罰則を科す。
(2)相続登記申請手続の簡素化
被相続人の死亡証明の書類があり、自分が相続人の1人だと証明できれば相続人全員がそろわなくても簡易的に登記可能とする。
(3)遺産分割協議の期限設定
遺産分割協議の期限が、相続開始から10年と定め、協議や申立てがなければ法定相続分に従って分割することを可能とする。
(4)土地所有権の放棄の容認
所有を巡って争いがなく起こっておらず、管理も容易にできることを条件に、所有権の放棄を可能とする。放棄された土地はいったん国に帰属され、地方自治体が希望すれば取得できる仕組みを検討する。
「路線価」否定判決に波紋 相続財産の算定評価基準
「路線価に基づく相続財産の評価は不適切」とした東京地裁判決が波紋を広げている。国税庁は路線価などを相続税の算定基準としているが、「路線価の約4倍」とする国税当局の主張を裁判所が認めたからだ。路線価は取引価格の8割のため節税対策として不動産を購入する人もいる。だが相続税の基準となる路線価と、取引価格に大きな差があれば注意が必要だ。
購入から相続までの期間が短く、かつ、購入価格と路線価に大きな開きがある場合に、「時価」評価額の考え方に乖離問題が生じるということです。