公示価格も脱デフレの波 全国2.3% バブル以来の伸び

国土交通省が26日、2024年1月1日時点の公示価格を発表した。住宅地や商業地といった全用途の全国平均が前年比2.3%上がり、伸び率はバブル期以来33ぶりの高さだった。株価や賃金に続き土地にも上昇の波が広がり、日本は脱デフレの転機を迎える。
2024年公示地価の上昇率(1月1日時点):

住宅地商業地全用途
地域前年2024年前年2024年前年2024年
全国平均1.42.01.83.11.62.3
三大都市圏1.7 2.82.95.22.13.5
東京圏 2.13.43.05.62.44.0
大阪圏 0.71.52.35.11.22.4
名古屋圏 2.32.83.44.32.63.3
地方圏 1.21.21.01.51.21.3

公的機関が公表する土地価格情報には、 以下のものがあります。

公示地価基準地価路線価 固定資産税評価額
調査主体国土交通省都道府県国税庁市町村
調査地点数約26,000約21,700約330,000多数
調査時点1月1日7月1日1月1日1月1日(原則3年に1回、 次回は2024年)
公開時期3月9月7月又は8月3月
公開サイト 国交省(土地総合情報ライブラリー) 国交省(土地総合情報ライブラリー)国税庁資産評価システム研究センター
その他 調査対象は都市部の比重が高い。 標準地の公示地価は一般の土地取引価格(更地価格)の指標となるだけでなく、 公共事業用地の取得価格算定や、 国土利用計画法に基づく土地取引規制における土地価格審査の基準にも使われる。調査対象は地方の調査地点が多く、 一般の土地取引価格の指標となる。 公表は国交省から 相続税・贈与税の基準となる地価で、 公示地価の8割程度の水準土地に対する固定資産税計算の基準となる地価で、 公示価格の7割程度の水準
2024年3月27日 | カテゴリー : 社会情報 | 投稿者 : accountant