全国銀行協会(全銀協)は紙の約束手形、小切手を決済する電子交換所の運営を2027年4月に終了する。その後は、決めた期日に金融機関の間で代金を自動送金する「電子記録債権」などの電子決済手段への移行となります。
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地価上昇 海外マネーけん引 全国2.7%
国土交通省が18日発表した2025年1月1日時点の公示価格は、全用途の全国平均が前年比2.7%上昇した。伸び率は前年の2.3%を上回り、バブル崩壊後の1992年以降で最高となった。人口減が進んでも、円安や低金利で調達コストの安い海外からの投資マネーが集まっている。
2025年公示地価の上昇率(1月1日時点):
地域 | 住宅地 | 商業地 | 全用途 | |||
2025年 | 前年 | 2025年 | 前年 | 2025年 | 前年 | |
全国平均 | 2.1 | 2.0 | 3.9 | 3.1 | 2.7 | 2.3 |
三大都市圏 | 3.3 | 2.8 | 7.1 | 5.2 | 4.3 | 3.5 |
東京圏 | 4.2 | 3.4 | 8.2 | 5.6 | 5.2 | 4.0 |
大阪圏 | 2.1 | 1.5 | 6.7 | 5.1 | 3.3 | 2.4 |
名古屋圏 | 2.3 | 2.8 | 3.8 | 4.3 | 2.8 | 3.3 |
地方圏 | 1.3 | 1.3 | 1.6 | 1.5 | 1.3 | 1.3 |
公的機関が公表する土地価格情報には、 以下のものがあります。
公示地価 | 基準地価 | 路線価 | 固定資産税評価額 | |
調査主体 | 国土交通省 | 都道府県 | 国税庁 | 市町村 |
調査地点数 | 約26,000 | 約21,700 | 約330,000 | 多数 |
調査時点 | 1月1日 | 7月1日 | 1月1日 | 1月1日(原則3年に1回、 次回は2027年) |
公開時期 | 3月 | 9月 | 7月又は8月 | 3月 |
公開サイト | 国交省(土地総合情報ライブラリー) | 国交省(土地総合情報ライブラリー) | 国税庁 | 資産評価システム研究センター |
その他 | 調査対象は都市部の比重が高い。 標準地の公示地価は一般の土地取引価格(更地価格)の指標となるだけでなく、 公共事業用地の取得価格算定や、 国土利用計画法に基づく土地取引規制における土地価格審査の基準にも使われる。 | 調査対象は地方の調査地点が多く、 一般の土地取引価格の指標となる。 公表は国交省から | 相続税・贈与税の基準となる地価で、 公示地価の8割程度の水準 | 土地に対する固定資産税計算の基準となる地価で、 公示価格の7割程度の水準 |
相続税、AIが調査 国税局、申告漏れをスコア化
国税当局は今年夏から実施する相続税の税務調査などを人工知能(AI)を活用する。相続税の申告書、所得税の申告書、財産状況が分かる資料などをAIで分析、申告漏れの可能性をスコア化して、調査対象者の選定を行う。
国税局によると、AIでの分析対象となるのは2023年に発生した相続事案が中心になるという。具体的には、相続税・所得税の申告書や一定規模以上の資産を持つ人が提出する財産債務調書、海外送受金を記録した資料、生命保険の一時金の支払調書、金地金を売却した際の支払調書などの様々なデータをAIで分析する。
与党「年収の壁」160万円に 法案を修正
自民、公明両党は課税最低額を160万円に引上げる与党案に基づいて関連法案を修正し、2025年度予算案とともに年度内成立をめざす。基礎控除額の上乗せ特例に所得制限を設けた。
年収(所得制限) | 基礎控除額 | 適用 |
---|---|---|
200万円以下 | 95万円(注1) | 恒久措置 |
200万円超~475万円以下 | 88万円 | 2025年~2026年の2年間の特例 |
475万円超~665万円以下 | 68万円 | |
665万円超~850万円以下 | 63万円 | |
850万円超 | 58万円 |
注1:基礎控除額95万円プラス給与所得控除の最低保障額65万円=160万円(最低課税額)
「130万円の壁」対策の企業 1人最大75万円助成 厚生省案
厚生労働省はパート労働者に社会保険料が発生する「年収130万円の壁」対策として、労働時間や賃金を増やした企業に1人当たり最大75万円の助成金を支給する調整に入った。
パートの厚生年金加入 企業規模要件を段階的に緩和案
厚生労働省は、パート労働者の厚生年金加入における企業規模要件を更に段階的に緩和する案を示しています。パート労働者は現在、①企業規模が51人以上、②所定労働時間が週20時間以上、③月額賃金8.8万円以上(年収換算106万円以上)等の要件を満たすと厚生年金に加入する義務が生じています。案では、この企業規模要件を以下の様になります。
時期 | 企業規模 |
現行 | 51人以上 |
2027年10月 | 36人以上 |
2029年10月 | 21人以上 |
2032年10月 | 11人以上 |
2035年10月 | 企業規模要件なし |
起業、最短24時間で会社設立 法務省 定款作成簡易ツール導入
法務省は最短で24時間以内に会社を設立する手続きを終わらせる仕組みを整備する。会社設立時に必要となる定款をネットを用いて作成する簡易ツールを開発し2025年度に導入する。現行では、定款を作成し公証役場の公証人の認証を受けた後に、法務局で会社設立の登記を行いますが、簡易ツールを利用した場合、公証役場と法務局で優先して審査することになります。なお。対象となる会社は、①取締役会がない、②普通株式のみを発行、③非公開会社、等の条件を満たす場合に限ります。
働くシニアの厚生年金 月収62万円まで満額 政府改革案
年金改革法案では、在職老齢年金制度(現行では、65歳以上の就業者は厚生年金と賃金の合計が月50万円を超えると、受取る厚生年金がその超える金額の1/2相当が減る)が見直されます。その減額基準が、2026年4月からは、月62万円までならば満額支給となります。
所有者不明の土地活用へ 国が確認代行 工業用地取得 後押し
政府は事業者に代わって土地の所有者やその住所を確認する仕組みを整える。国や都道府県が補助金を出すといった一定の公益性のある事業を対象に数日で権利関係を調べて通知できるようにする。
工場などを立地する際、予定地内に所有者不明の土地があると、相続人全ての生存や所在を確認するのは、一般的に数ヶ月から2年以上を要する場合があります。相続を重ねた結果、土地の相続人が数百人にのぼる例もある。
与党、税制大綱決定 年収の壁103万円―>123万円
自民、公明党両党は20日、与党政策責任者会議で2025年度の与党税制改正大綱を決定
した。所得税の非課税枠「年収103万円の壁」を123万円にする方針を明記した。
主な税制改正の概要については、税務情報で紹介します。