新型株式報酬は「給与」 国税庁が説明 税率最大55%に

国税庁は29日、信託型(2014年に登場し、事業が軌道に乗る前の株価で株式購入権を発行し、信託会社などにプールする仕組)と呼ばれるストックオプション(株式購入権)について、給与としての課税処理が必要だと示した。企業の多くは購入権を株式に転換した際でなく、その株式を市場で売却した際の譲渡所得(売却益)に対して20%の税金がかかると認識していたが、国税庁は株式に転換した際に給与所得として課税し、最高税率は55%となるとする見解を示した。又、給与所得は会社側に源泉徴収義務が生じる。想定より税負担が増えることになることから、会社では当該信託型の見直しが行われることが予想されます。

2023年5月30日 | カテゴリー : 社会情報 | 投稿者 : accountant